自作堂大工塾
CARPENTRY SCHOOL

次世代を担う棟梁の育成を目的とした“棟梁育成塾”

日本の伝統木造建築は世界に誇る文化です。しかし、その担い手である高度な技能・技術を備えた棟梁の高齢化が進むと共に、次世代を担う若い大工は減少の一途を辿っており、伝統建築の大工技能・技術の継承が大きな課題となっています。
こうした背景の下、伝統木造建築の技術・技能の次世代を担う人材の育成を目的とした「自作堂大工塾」を開校することになりました。

自作堂大工塾は、次世代を担う志高い若手大工を対象として、規矩術を学ぶ、大工道具の手入れ、墨付け、仕口加工、大工技能士2級資格試験対策など、教室講義(座学)、現場修業(OJT) 、集合実技研修を組み合わせたカリキュラムにより「現代に活かす伝統建築」をテーマに、これからの伝統建築に携わる大工棟染としての基本的な知識・技能が習得できる講座です。

カリキュラム

安全管理・安全作業・健康管理
養生•清掃
大工とは •技術の重要性
道具の種類と使い方
さしがね・墨壺・墨差し実演指導
基礎の縄張り(水盛り遣り方)レベル測定
繋(のみ)説明実演・手入れ・実技
鉋(かんな)説明実演・手入れ・台調整・削り実技
鋸(のこぎり)説明指導・手入れ・実技
砥石の説明・刃物研ぎの実演
木工機械の説明・実演・作業実技
電動工具の説明・実演・作業実技
木造家屋組立て
木材の種類と性質

木取り・木使い・適材適所
仕口と継手の種類
墨付けの説明・実演
大入り購継説明・墨付け加工
腰掛鎌継説明·墨付け加エ
ひかり説明墨付け・加工
追掛け大栓継説明墨付け加工
建築法規
図面の見方・設計図面・製図実習
規矩術とさしがね
木造の工法と種類と施工
伝統構法と軸組構法の違い
大工技能士2級検定課題

講師紹介

山本 啓二(やまもと けいじ)
株式会社山本博工務店 代表取締役

三重県熊野市生まれ。
高校を卒業後、棟梁の下で大工修行を経て棟梁となる。
二級建築士、インテリアプランナー取得

1996年株式会社山本博工務店代表取締役に就任
1997年より一般の方向けのDIY大工講座「自作堂」の開始
2000年吉野・熊野の山ネットワーク設立、大阪大工技術専門学校の講師を務める
2003年いい家塾「後悔しない家作り講座」講師を務め、現在も続けている。
2006年大阪経済大学「市民開放講座」講師を務める。
2021年代表を務める株式会社山本博工務店が認定職業訓練校に認定され、生徒の受入れを行う。

設計・営業・見積などを何でもこなす。誰よりも木を愛し、大工に寄り添い、穏やかで正直な人柄で親しまれている。

期間

2024年4月~9月
※塾生が3人に満たない場合、開校を延期する場合があります

開催日時

月2回土曜日9:00-17:00

受講料

50万円(税抜・教材費込・道具貸出代込)

場所

座学 山本博工務店1階
大阪市東淀川区豊里7-26-7

実技 山本博工務店作業場
大阪市東淀川区大道南2-8-25
※実際の現場での作業体験、他県への製材所見学&宿泊交流会(費用実費)

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