太陽熱を有効活用
省エネ全館空調の狭小住宅
WORKS
敷地には高い建物が隣接しており、日当たりには期待できませんでした。しかし、太陽熱を利用した最新の省エネ全館空調「OMX」を導入したいという強い意向があり、事前にシミュレーションを行いました。結果として、午前10時から午後2時まで屋根全面に日が当たることが確認でき、OMXの設置を決定しました。
また、電磁波対策を施したオールアース住宅を希望されたため、リビング、キッチン、寝室の壁と床に放電機能を組み込み、家族全員が安心して過ごせる空間を作り上げました。
家事動線を効率化するために、水廻りを2階に集中させ、脱衣所に屋内物干しを設け、隣接するファミリークローゼットと合わせて利便性を高めました。さらに、将来的に1階にもトイレを設置できるように配管を施し、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるよう配慮しました。
子ども部屋は、男の子1人、女の子2人のため、3階に2部屋を設け、将来的に男子と女子それぞれの部屋に分けられるようにしました。
国産の熊野材を豊富に使用し、まるで森林浴をしているかのような心地よい木の香りに包まれた、落ち着いた空間を実現しました。

Photo : 多田ユウコ
物件概要
設計/井上直大建築設計事務所 井上直大
施工/株式会社 山本博工務店
棟梁/林秀一
家族構成/ご夫婦+お子様3人












